17Nov
いよいよ台湾のバラマンディとの対決の時が来ました!!!
しかし、この暑さ気温33度、快晴という、頚損にはかなり厳しいコンディションとなりました。
釣り場入り口の建物に気になるものが描かれていました!?
こ、これはルフィー??
気を取り直して釣り場のルールを見てみます。
はい、全然わかりません!
どうもなんパターンか釣り方があるようですが、私たちは対象外のようでした。
魚のコンディションも台風が過ぎ去った影響で、
良い条件ではないらしいですが プロガイドのRYOさんを信じて頑張るのみです!
急いで釣り道具を準備し戦闘モード全開ですが、
いかんせんおかゆしか食べていないので いつまで体力が持つか...
釣りの経験も殆ど無い、ルアーフィッシング初めての友人Sがキャスティング練習から始めます。
そんな簡単にはバラマンディは釣れないぜぇ、と生意気にあ~だこ~だ言っていると
なんといきなりのヒット!まだ練習中にもかかわらずヒィヒィ言いながらゴリ巻きで釣り上げました。
おお、デカイじゃないか!
周りの現地アングラーはあまり釣れていない状況で、秘技イナバウワーで見せつけます。
今日の主役の奥さんは至ってマイペースで、ルアーのアクションに集中しているようです。
ムムッ負けてられんとタイでの経験を活かし私があとに続きます。
しかしこの魚、フッキング時に口のフックが外れて、横っ面に再フッキングしたようで メチャクチャ引きまくります。
何度か車椅子から落ちそうになるたびに、友人Fが歓喜の声をあげます←このやろぅ!
私もヒィヒィ言いながら、おかゆパワーでなんとか釣り上げて面目躍如です。
それでも本日の主役の奥さんは、のんびり焦らず余裕をかましていました。
頚椎損傷のC5,C6でどれだけやりあえるか、
これまでの最大魚もニジマスで45cmほどなので、
ニジマスと比べたらバラマンディは大きさ力強さも桁違いです。
それは私が一番良く分かっているつもりですが ここはやってみなければ、
やる前から諦めるのはもったいないので...
もしかしたら、という周りの緊張も本人はどこ吹く風状態←オイオイ^^;
とうとう午前中は釣れずじまいで、昼食タイムを迎えました。
お昼はAQUAのRYOさんお勧めの、現地のローカルフードのお弁当にしました。
せっかく最南端まで来たんだから、現地のローカルフードは食べないともったいないでしょう!
レストランでは見れない、食べれない、貴重な経験ですよ。
さあ、お腹もいっぱいになったし、奥さんもそろそろ本気を出してくれるでしょう!←たのむよ!
やはり奥さんには難しいのか、ガイドさんも必死でアドバイスをしてくれていますが
ショートバイトはあるようですが、一向にヒットしてきません。シクシク。
周りの空気は張り詰め、重苦しい時間だけが過ぎていきます。
そしてルアーを回収しようとしたとき、待望のヒットです。
ロッドはきれいな弧を描き、魚は下へ下へとグイグイ引っ張っていきます。
奥さんはニコニコしているのか、引きつっているのかよくわかりませんが 皆も必死で応援します。
ゴムゴムの~とか言ったかは別にして、魚は意外とあっさり寄ってきました。
ネットイン直前、周りの期待とは裏腹に、または違う意味で興奮してしまいました。
魚の正体はテラピアだったんですが... 私が「何だテラピアじゃないか!」
と言ったとたん、その大きさに驚きました。
無事ネットインし魚体を確認すると、私もネットでしか見たことない大きさでした。
午後に入り日差しはよりいっそう強くなってきたので、
体温調整ができない私たちは 濡らしたバスタオルを背中にかけて、
熱中症対策をしながら釣りを続けます。
今回の旅では釣りはしないと言い張っていた友人Fは、あはは、ご覧のとおりです。
この男、私達の中では一番の長物チャンピオンなんです!決して私たちは「大物」と認めません。
だから「長物チャンプ」と呼んでいます。
本題に戻ります。
釣りできる時間もどんどん減っていき、私達は焦ってきました。 釣り場の状況も厳しさを増し、
ショートバイトさえ減っていき 現地のアングラーたちは次々に帰っていきました。
周囲の釣り人がいなくなって、釣りやすくなったところで、久しぶりのヒットです!
今度こその気持ちは皆一緒だったと思います。 ここから先はぜひ動画をお楽しみください!
いかがでしたか? なんとか全員魚を釣ることができ、
ガイドのRYOさんもホッとしたところで、
カラオケしながら酔っ払っていた面倒見のいい、
釣り場オーナーの奥さんも交えて 最高のドヤ顔で!?
記念撮影を済ませて、急いで帰路につきます。
台南駅でRYOさんとお別れし、台湾新幹線に乗り込み台北へ。
帰りの高速鉄道は日本で言う「こだま」だったようで、
行きよりも30分近く時間がかかってしまいました。
無事台北駅に着き、駅のフードコートで夕食を買い込みホテルへ戻りました。
はい、今日の夕食です。 私たちはもちろん「おかゆ」ですよ(笑)
最後に、奥さんの釣ってみたい発言から、
始まったこのバラマンディ挑戦の旅には
台湾のフィッシングガイドAQUA代表のRYOさんの
ご協力が無ければ 決して実現できなかったし、
ましてや実際に釣り上げることなど到底無理だったと思います。
RYOさんも初めての車椅子使用者のガイドで、
私達には感じ取れなかった 戸惑い、不安やご苦労が多々あったと思います。
RYOさんとはこの旅の出発が決まる前から、
色々とご相談に乗っていただき、
しっかりとした打ち合わせ、
事前準備があったことは言うまでもありません。
もし、次は自分がと思う方がいらっしゃれば、私達はとても嬉しいことですが、
滞在先で不測の事態が起きないよう、事前にしっかりと体の状態等、
ガイドさん達に説明の上、承諾を得てから挑んでください。
結婚20週年にふさわしい、素晴らしい挑戦の旅ができたこと、
同行してくれた友人2人に感謝するとともに、 この挑戦の機会を設けていただいた、
台湾フィッシングガイド代表のRYO様に 心より感謝申し上げます。
次は海外釣行、頚損タックルの紹介をします。
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